2011年03月29日

田舎/都会、賃貸/持家、集合住宅/一軒家、建替え/リノベーション、あなたはどっち?

ある人は自然に向き合って暮らしたいから、田舎を選んだと言います。都会暮らしを楽しんでいる人は、街中のカフェも自分のための寛ぎ空間だと言います。

気ままに生活スタイルを修正できるから、賃貸が安心と言う人がいます。持家派はいずれは不動産資産が残り、老後に安心感が得られるのが魅力と言います。

集合住宅の良いところは、共用施設と入居者同士の交流と言う人がいます。一軒家はプライバシーの確保や家庭菜園やペットと同居など、自由度が高いのが魅力と言う人がいます。

自由にプランニングして、最新の性能を備えた家に建替えたいと言う人がいます。古民家をリノベーションして、先住者のライフスタイルを住み継ぎたいと言う人がいます。

住まいに何を求めるかは人それぞれ。でも共通しているのは、自分らしく暮らしたいというパーソナルなニーズを最優先したいということ。つまり、理想的な「住まい」を探すということは、理想的な「生き方」を実現したいということじゃないでしょうか。

地球上に同じ人がいないように、ひとつとして同じ住まいはないはず。だからこそ、自分にピッタリの住まいを探すのはワクワクするんですね!
posted by inakappe at 22:22| 田舎暮らし知識情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月21日

田舎暮らしの文明論的考察

都会から田舎へ

つい最近、岬町のあるCafeで昼飯をとっていたら、元気の良いお洒落な身なり
の老夫婦が入っていらした。どうみても都会的で地元には見えなかったので話
をうかがうと、やはり最近岬町に引っ越してきたばかりだという。そう、最近
よく見かけるのです。たとえば田舎道を元気にウォーキングされている老夫婦
とか、釣りをしたり写真を撮っていたりするお年寄りとか。皆さんとても元気
で、そしてお洒落です。人生を楽しんでいるようです。

「都会から田舎へ」という人の流れは、きっと予想をはるかに上回るペースで
進んでいると感じます。そしてその流れが大河となる時が迫ってきています。
“団塊の世代”です。彼らはあと10年もしたら一斉に定年を迎えます。その時
多くの人は田舎を目指すのではないでしょうか。今マンションブームで人口の
都心回帰などといわれてますが、そのうちの大多数も結局は田舎を目指すと僕
は考えています。「都会から田舎へ」という流れは必ず本物になるでしょう。

僕が今感じているのは、都会から田舎へ移ってきた方々によって、日本全国の
田舎に今までにない新しい文化が誕生するんじゃないか、ということです。か
つて柳田國男は「明治大正世相史」という本のなかで、田舎から都会へ出てき
た人々によって都会に新しい文化が生まれつつあると断じました。ちょうど、
柳田の時代は産業革命の真っ只中で、殖産興業とともに、多くの人々が田舎か
ら都会へ移ってきました。柳田は、都会に住む人の大半は農家の次男三男であ
る、とまで言っています。それを目撃したからこそ「明治大正世相史」という
新たな論考が生まれたのです。

今僕は「都会から田舎へ」という流れを目撃しています。柳田の時代とは正に
逆の流れです。しかし彼の思想を借りれば、田舎に今までにない新しい文化が
生まれるはず。その時もともと田舎に住んでいる僕らはどうすればいいのか?
新共同体としてのコミュニティのあり方が問われています。

○人類は進化の最終段階を迎えようとしている!?

今から40年も前ですが、当時大阪大学助教授だった梅棹忠夫氏(現在京都大学
名誉教授・国立民族学博物館名誉館長)が「情報産業論」という論考を発表し
ました(「情報の文明学」中公叢書に所収)。それによると人類の文明の進化
は、ヒトの生命体の自己実現の歴史にほかならない、というのです。

ヒトは内胚葉器官、中胚葉器官、外胚葉器官の3器官から成り立っています。
細胞は分裂すると、胃や腸など食物を補給してエネルギーを発生させる消化器
系統が誕生します。これが内胚葉器官。ついで筋肉や骨格、血など実際に労働
して物質を発生させる骨格系統が誕生。これは中胚葉器官。最後に脳や神経な
ど知能や感覚を生み出す神経系統が誕生。外胚葉器官です。

梅棹は人類の文明の進化もまさにこれに符号すると断じたのです。詳しくは書
ききれないので、かなり乱暴に要約すると、まず文明の第一段階は農業の時代
でした。人類誕生から産業革命の時代までは、人類の大半は農業や漁業など食
物を生産するために生きてきたといえる。これはまさに食物を補給させる内胚
葉器官の時代といってもいいでしょう。第二段階は工業の時代です。産業革命
後、人類はまさに物質を充足させるために生きてきた。これはまさに骨格系統
による労働の時代で、中胚葉器官の時代ともいえます。ところが物質文明の時
代は長くは続きませんでした。約10年ほど前から文明は第三段階に入りつつあ
ります。精神文明の時代または情報産業の時代といってもいいでしょう。人類
は精神の充足に重きを置きつつあります。今はまだ工業の時代にある発展途上
国も、やがては精神の時代にとって代わるはずです。これはまさに脳神経をつ
かさどる外胚葉器官の時代といえるでしょう。

梅棹が発表した当時はまだ工業の時代の真っ盛りでした。しかし梅棹は既にそ
の頃からやがて精神の時代が来ると予見。しかもヒトは外胚葉器官が誕生して
はじめて生命体として完結したことから、人類の文明も精神の時代とともに完
結すると断じたのです。そして精神の時代が到来したとき、人類は進化の最終
段階を迎えると宣言しました。

○「田舎暮らし」は人類の到達地点である!?

時代は梅棹氏の予言どうり進んでいるように見えます。しかし僕にはまだもの
足りません。彼の論考を人口移動の観点から論じてみるとどうなるか?ここか
ら先は僕の独断と偏見による論考です。

第一段階から第二段階への変革期、それは産業革命の時代でした。柳田國男が
目撃したように、そのとき「田舎から都会へ」という大量の人の流れが発生し
たのです。第二段階から第三段階への変革期、それはまさに現代ですが、僕ら
は「都会から田舎へ」という人の流れを目撃しつつあります。しかも“団塊の
世代”が定年を迎える頃には大量の流れとなってうねり始めるでしょう。

農業の時代(食料生産社会)は田舎に住み、工業の時代(物質文明社会)は都
会へ、そして精神の時代(情報化社会)とともに田舎へ回帰する。当たり前と
いえば当たり前です。しかし梅棹の言葉を借りれば、精神の時代こそ人類の最
終段階でした。ということは「田舎暮らし」こそ、人類の進化にとって最終到
達地点といえるのではないでしょうか。

○そしてこれから

「田舎暮らし」は人類の最終到達地点である。または「田舎暮らし」は文明の
最終段階である。こんなことをいうと何て突飛な!とお思いの方も多いでしょ
う。しかし僕は本当にそう信じています。そして僕の仕事、都会から田舎への
橋渡しですが、文明の変革のお手伝いをしていると僕は自負しています。また
は人類の進化の“縁の下の力持ち”と言ってもいいでしょう。

しかしまだまだ問題点はこれから生まれてくるはずです。田舎に新しい文化が
生まれようとしているとき、元々の地元民とどういうコミュニティを形成すれ
ばいいのか?将来“団塊の世代”が大量に押し寄せてきたとき、今「田舎暮ら
し」を目指している方は先輩になるわけですが、先輩から後輩へアドバイスを
送れるようなコミュニティは必要にはならないか?たとえば僕のサイトやメル
マガがそういう場になれないか?すべてはこれからです。





















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posted by inakappe at 22:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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